[2016年1月冬ドラマ]青木崇高と松尾スズキが”曽根崎心中”誕生秘話の時代劇に!『ちかえもん』

2016年1月からNHKで、青木崇高と松尾スズキが主演する時代劇新ドラマ「ちかえもん」がスタートする。近松門左衛門が作り出した世話物浄瑠璃「曾根崎心中」の誕生秘話を大胆に創作し、人間味溢れる近松門左衛門を描き出すオリジナル痛快娯楽時代劇ドラマ。新ドラマ「ちかえもん」は2016年1月14日(木)スタートで、放送は毎週木曜夜8時から。全8回。

”曽根崎心中”の誕生秘話を大胆に創作

2016年1月14日(木)からNHKの木曜時代劇枠で、俳優の青木崇高と劇作家であり俳優の松尾スズキが主演する時代劇新ドラマ「ちかえもん」がスタートする。近松門左衛門が描き空前の大ヒット作となる人形浄瑠璃「曾根崎心中」の誕生から半年前、大坂堂島新地の「天満屋」が舞台である。近松門左衛門や「曾根崎心中」に登場するお初や徳兵衛などが起こす騒動を描いていく。近松門左衛門の「曾根崎心中」の誕生秘話を大胆に創作し、”人間近松”を描き出すオリジナル人情喜劇である。

近松門左衛門を松尾スズキ

新ドラマ「ちかえもん」で近松門左衛門役を演じるのは、鬼才の劇作家である松尾スズキ。これまで定番の歴史ドラマばかり書いてきた近松門左衛門は、50歳を超え極度のスランプに陥っていた。妻に逃げられ、母に呆れられ、大坂堂島新地の「天満屋」に入り浸り、年増遊女相手に酒を飲む、冴えない中年スランプ作家。彼の性格は、優柔不断で引きこもり、プライドが高いのに自尊心が持てないと厄介である。その近松に「天満屋」で何があったのか?如何にして男と女の心中の物語を書き上げたのか?

神出鬼没の渡世人を青木崇高

一方、俳優の青木崇高が演じるのは、謎の渡世人・万吉。時の将軍・綱吉が親孝行を奨励し、世は空前の親孝行ブームであったが、万吉は異彩を放つ親不孝を唱えていた。情に厚く純情で、曲がったことは大嫌いな性格。思い込んだら命懸けになり、困った人は放おっておけないのである。そんな万吉は「天満屋」に居座り近松()に懐き、よせばいいのにどんどん揉め事の奥深くに首を突っ込んでいき、近松を翻弄させるのである。このドラマのタイトルである「ちかえもん」は、万吉が”近松門左衛門”という名前を覚えられず、近松を呼ぶときに使った愛称である。

お初と徳兵衛も!豪華な出演陣

新ドラマ「ちかえもん」には、「曾根崎心中」の主人公であるお初と徳兵衛も登場する。その”お初”を演じるのは女優の早見あかり。お初は近松がいつも足を運ぶ「天満屋」のワケあり年増遊女で、金持ちに色めき立つ他の遊女たちとは対照的に、どこか冷めていた。
一方、”徳兵衛”を演じるのは俳優の小池徹平。大坂で一二を争う豪商・平野屋の跡継ぎで放蕩息子。つまるところどうしようもない”あほぼん”である。放蕩の限りを尽くし、天満屋で遊女たちと毎日のようにどんちゃん騒ぎをしていた。しかし天満屋にやってきた遊女・お初との出会いが徳兵衛の運命を変えるのである。
その他、天満屋の年増遊女・お袖を優香、女将・お玉を高岡早紀、謎の商人・黒田屋九平次を山崎銀之丞、道頓堀竹本座座主・竹本義太夫を北村有起哉、平野屋大旦那で徳兵衛の父・平野屋忠右衛門を岸田一郎、そして近松門左衛門の母・近松喜里を富司純子がそれぞれ演じる。

近松門左衛門作「曽根崎心中」とは

新ドラマ「ちかえもん」は近松門左衛門が作り出した「曾根崎心中」の誕生秘話を創作し描いたもでのあるが、その「曽根崎心中」とはどのような作品なのだろうか。「曽根崎心中」は1703年(元禄16年)に近松門左衛門が書いた世話物浄瑠璃である。浄瑠璃、すなわち三味線を伴奏楽器として太夫が詞章を語る劇場音曲である。大坂堂島新地の天満屋女郎・はつと、内本町醤油商平野屋の手代・徳兵衛が西成郡曽根崎村の森で情死した事件を描く、相愛の若い男女の心中物語である。竹本座初演の人形浄瑠璃で、のちに歌舞伎の演目にもなった。

近松門左衛門 [ 近松門左衛門 ]

[テレビドラマ]2016年冬1月期スタートの新ドラマ情報

番組情報

木曜時代劇『ちかえもん』/

  • 放送日時:2016年1月14日(木)スタート 毎週木曜20:00~
  • 出演  :、北村有起哉、高岡早紀、岸田一郎、富司純子
  • 作   :藤本有紀(連続テレビ小説「ちりとてん」、大河ドラマ「平清盛」)
  • 音楽  :宮川彬良
  • 制作統括:桜井賢
  • プロデューサー:木村明広
  • 演出  :梶原登城、川野秀昭

↓コチラのページを参考・引用しました。
青木崇高×松尾スズキ 『ちかえもん』制作開始! _ 時代劇シリーズ _ ドラマトピックスブログ_NHKブログ
曽根崎心中 – Wikipedia

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